機械力学研究室村松グループは学内研究室希望者・高等専門学校の大学院入学希望者・他大学の大学院入学希望者・社会人博士課程希望者を歓迎しています. 研究室入室に向けた問い合わせ・相談・見学も受け付けておりますので,お気軽に村松(muramatsu (at) hiroshima-u.ac.jp)までメールにてご連絡ください. 学内研究室希望者の方は研究室見学もありますので,そちらも利用してください. なお,外国人留学希望者はこちらの手順に従って応募してください.
機械力学研究室 村松グループの研究
機械力学研究室 村松グループはロボットの制御(ソフトウェア)・設計(ハードウェア)・インタラクション(人間)を研究しています. 主に周期/非周期分離に基づくロボット制御研究・移動型四腕ロボットARMSの開発・人間の行動特性を考慮したインタラクション研究を実施しています. 配属後は,これら3つに関連する研究テーマのいずれかに取り組むことになります.
主体的に研究し,自ら成長する
機械力学研究室 村松グループでは,主体的に研究へ取り組む意欲を大切にしています.
これは村松が「必要に迫られて自ら何かを学ぶ時,人は最も成長できる」と考えているためです.
なので,村松が手取り足取り一方的に学生へ何かを教えるスタイルはとっていません.
研究室では,「学ぶ必要に迫られる状況」と学生一人一人が「主体的に考え・行動し・学び・大きく成長するための環境」を構築しています.
従って当研究室の研究教育は,現在の能力やスキルに関係なく,「主体的に考え・行動し・学ぶ意欲のある学生」に適しています.
一方で,教員から「取り組む課題」とその「解き方」が授業のように与えられることを期待する学生には適していないかもしれません.
ステップアップ
学生の皆さんには,「開発」のみならず「研究」ができるエンジニアを目指してもらいます. エンジニアリングには「研究」と「開発」の段階があります. 「研究」では,「新しい問題の発見」と「新しい解決法の発明」をします. 「開発」では,発生した問題を調査・分類・理解し,既存の解決法を活用することで問題を解決します.
まず,学部4年生では研究に必要な知識・研究の進め方を勉強するとともに,研究のとっかかりを掴んでもらいます. 修士課程では,研究活動を通して,高い問題解決能力を有する技術者を目指してもらいます. その後,博士課程において,自由な発想の下で研究を実施し,「問題発見」と「解決法の発明」が可能な研究者を目指してもらいます.
以上の通り,学部4年生は研究への勉強と準備が主であり,本格的な研究に携わる期間は非常に限られています. このため,原則,本研究室の学生は修士課程(大学院)へと進学し,腰を据えて研究してもらいます. さらに,博士課程へと進学し,世界に認知されていない問題を発見し,これを解決する新たな価値を社会へ生み出せるエンジニアへ成長してください.
学部4年生の1年間
時期 | 内容 | 参考 |
---|---|---|
4月 | 配属・歓迎会 | 研究テーマの決定.新しい研究室メンバーの歓迎会を開催します. |
4月〜5月 | プログラミング課題 | ロボット制御に利用するC++のプログラミング課題. |
4月〜5月 | 教科書輪講 | ロボティクス・制御工学に関する英語の教科書読み,LaTeX資料で発表します.研究に必要な基礎知識・英語・資料作成を勉強します. |
5月 | MDL Workshop (Spring) | 研究室内で研究成果を国際会議形式(英語)で発表します.学部4年生は先輩方がどんな研究をしているのか聴講します. |
6月 | 論文輪講 | 自身の研究テーマに関連する論文を調査・勉強し,PPTで発表します.研究に必要な論文調査方法と研究発表方法を勉強します. |
7月 | 村松G打ち上げ | 村松グループのみでの輪講打ち上げをします. |
7月〜8月 | 大学院試験勉強 | 院試に向けて勉強に専念してもらいます. |
9月〜2月 | 研究活動 | 院試が終わり次第,B4は研究をスタートします.卒論・修論・MDL Workshopなど,それぞれのゴールに向けて,毎週,進捗を発表するミーティングがあり,英語で発表します. |
11月 | MDL Workshop (Autumn) | 研究室内で研究成果を国際会議形式(英語)で発表します. |
12月末 | 忘年会 | 忘年会を開催します. |
2月 | 卒論発表 | 半年間の研究成果を発表します. |
3月 | 追いコン | 卒業生を見送る追いコンをします. |